タクシードライバーは稼げないってほんと!?
終電を逃してしまったときや大荷物のときなど、日常の中のSOSとして利用することも多いタクシー。しかし仕事となると激務で大変、あまり稼げない、そんなイメージを持っている方も多いではないでしょうか。
今回はそんなタクシードライバーの仕事内容、やりがいや魅力、働き方についてお伝えしていきます。
仕事内容
タクシードライバーの仕事はお客様を目的地まで送り届ける業務です。必要な資格と試験は普通自動車第一種や普通自動車第二種運転免許、地理試験などです。
勤務体系は会社によっても異なりますが、主流である昼も夜も働く隔日勤務や、昼間のみ、夜間のみがあります。隔日勤務は朝8時~夜中2時頃まで働くことが一般的ですが、3時間の休憩は必須であり、休憩の取り方は自由です。
休日は隔日勤務を終えた日は「明け」という形になり、1日休むことが出来るため、それを含めると月に17日~18日あります。給料は「歩合制」が基本的であり、中には「固定給+歩合制」というシステムもあります。
では、どのように収入を得ていくのかをお伝えしていきます。
法人タクシーと個人タクシーのそれぞれの魅力
法人タクシーとはタクシー会社に雇われたドライバーのことで、年齢制限はなく、設備や保険などの費用は会社負担であるため売上の約40%を会社に納めます。個人的な費用負担は少なく、会社に採用されたらすぐに勤務を始めることができます。
特に大手タクシー会社で働くと、「東京4社共通タクシーチケット」を利用することがあり、高単価である可能性が高いです。また病院やホテル、オフィスなどに「専用乗り場」を持っているため、比較的お客様を拾いやすい傾向があります。
一方、個人タクシーは売上のすべてが自分のものになります。しかし車代やガソリン代などもすべて自己負担であり、普通自動車第二種運転免許を取得し、法人タクシーなどの運転経験が10年以上必要です。
実力があるほど収入は上がり、シフトもないので時間的な自由も得られます。以前、タクシー会社に勤めていた経験がある方には個人タクシーはおすすめです。
タクシードライバーは働き方次第で、年収は約300万~1,000万ほどまで人によって差があります。
タクシードライバー収入アップのポイント
1つ目はサービス業であるため、思いやりや気遣いを大切にすることです。またこのタクシーに乗りたいと思ってもらえることは指名してもらえるチャンスにも繋がります。
交通手段がタクシー以外にない方や接待で利用する方などは頻繁に利用する可能性も高いです。出会いを大切にし、丁寧な接客は必須と言えるでしょう。
2つ目は地理に詳しくなることです。最初は色んな道を走行して、道を熟知していくことが大切です。
同じ場所で長時間の客待ちはせず、いくつか候補を挙げながらスケジュールを立てることで、お客様を降ろしてから次のお客様を乗せるまでの時間を短縮できます。また各地域のイベントにもアンテナを張り、タクシーが必要になりそうな時間や場所を見極めていきましょう。
3つ目は長距離のお客様を乗せることです。土日休みのオフィス街や居酒屋近辺は金曜日の深夜が特に狙い目であり、終電を逃した人たちは歩いて帰れない距離だからこそタクシーを利用します。
また日中のオフィス街近辺も営業マンが利用する可能性も高いため、昼も夜もオフィス街は効率良く稼げる場所と言えるでしょう。
まとめ
今回はタクシードライバーの現状や仕事内容、収入についてお伝えしました。働き方一つで収入は上下するため、いかに効率良く仕事をできるかがポイントになりそうです。
そしてお客様とのコミュニケーションは必須であるため、その中で自分だけの情報をより多くゲットして活用し、またリピートしてもらうというサイクルをより多く作っていくことが鍵になってくるでしょう。