タクシー業界の様々な仕事内容
タクシーの求人広告を見て疑問に思う事は、ドライバーの仕事内容はお客様を目的地まで運んで終わりなのかという事です。
実際は、一口にドライバーと言いましても仕事内容が色々とあり、ありとあらゆるお客様の相手にしないといけません。
そのお客様への接し方とアプローチの仕方次第で一日の売り上げが大きく変わってきますので、いかにして稼ぐかという事を常に考えて日常の乗務をしなければなりません。では、実際にどんなタイプのドライバーがいるのでしょうか。
一般的に知られているものが多い
まず、一般的に見受けられているタイプ。これは、駅前で客待ちをしているものや無線で配車を受けていくもの、町中を流しでお客様を見つけようとしているもの、様々あります。この働き方のタイプが求人広告で多く記載されているタイプです。
働き方は、たいていが隔日勤務で給料形態は基本給に歩合を足したものが多いです。最近では、外国人旅行客が増えてきていて、外国人も利用する事が多いので、ある程度英語などの外国語を話す事の出来るドライバーであれば日本人はともかくとして外国人も相手にすることが出来るので、売上も伸ばすことが出来ます。
また、このような事業形態の会社は結構多く飽和状態になっています。この中から自分の条件に見合っている会社を見つけて応募するというのが賢明なやり方です。地方都市から首都圏の会社に就職したいのであれば、寮完備の会社に就職したほうが良いでしょう。
介護系のものも最近では登場してきています
最近では、介護タクシーというものが登場してきています。これは、字のごとく体が不自由な人や高齢者に向けたサービスが良いタイプです。そのため、介護系の資格を保有しているドライバーであれば特に採用されやすいです。体が不自由な人や高齢者の相手をしますので、乗り降りからきちんと面倒を見なければなりません。一般的なタイプより気配りをより強くしなければなりません。
また、車いすの人でも乗り降りが出来やすいように扉のつくりが工夫されていたり車いすごと乗る事が出来るように荷台部分を改造したものもあります。今後は少子高齢化が進み、高齢者の数が増えてきます。高齢者の免許自主返納が増えてきますので、移動手段が無い高齢者が増えて利用機会が増えてきますので、このタイプのドライバーは儲かりそうです。
また、この形態に特化した会社もありますので、この形態のドライバーで働きたいと考えている人は、この形態専門の会社で働いたほうが無難です。
子供の送迎まで行っているのが意外
最後に都心で増えつつある、キッズタクシー。これも字を読んで通り子供の送迎に特化したものです。学校への送り迎え、塾への送り迎えなどがメインになります。昔であれば、この位は自力でやらせている親御さんが多かったですが、最近ではこのパターンを行っている親御さんが多いです。
これには理由があり、最近は子供の誘拐が多く安心できないからです。自分の大切な子供が万が一、誘拐などに巻き込まれたくないと考えている親御さんがお金を払って子供の安全を守るために利用しています。この場合、運転するのは当然ですが子供を相手にすることになりますので、子供が好きでなければ務まらない仕事であるといえます。子供が嫌いな人がやったとしてもストレスがたまるだけです。
最も、少子高齢化で利用する人がそんなに多くありませんので、いかにしてお得意様を多く作っていくかという事がとても大事になります。
同じドライバー職でも、様々な相手をすることになります。その利用者に合わせた対応もしなければなりませんので、ただ運転するだけの仕事ではないといえます。運転にプラスして気配りもしなければなりませんので、ドライバー職というよりかはサービス職と言えるでしょう。