個人タクシーを始める際の流れとは?
将来、独立して稼ぎたい、という人も多いのではないでしょうか。独立できる仕事はいろいろとありますが、タクシーもそのひとつになります。
求人募集などでタクシー会社に応募し、そこで修行した後、そのまま独立に踏み切る人も少なくありません。個人として独立するには、その流れやポイントなどを押さえておくことが大切です。
独立開業する際の心構えが大切です
将来、個人タクシーとして独立開業を考えている人もいると思います。個人タクシーと聞くと、車さえを用意できれば自宅を待機所として、すぐにでも開業できそうなイメージがあります。車はマイカーを使用すれば良いし、自宅の駐車場を使用すれば駐車場代を支払う必要はありません。全て自宅の敷地内ですので、そんなにコストはかからないので、大丈夫と考えている方もいるのではないでしょうか。
ただ、実際には個人として開業するためには、必要となる資格や細かい条件がいろいろとありますので、事前にしっかりチェックしておきましょう。まずは、独立するまでの流れから見てみましょう。
独立開業するまでの大まかな流れ
個人として独立した開業するためには資格が必要であり、それが第二種運転免許です。第二種運転免許は必須ですが、会社で働いた後に独立する場合はすでに免許は取得していると思われますので、特に問題はないでしょう。ちなみに第二種運転免許というのは、自動車教習所で普通自動車免許とは別個に取得する必要があり、21歳以上であることが条件となっています。
また、タクシー会社やハイヤー会社などの専門の機関に10年以上雇用され、専業運転手として働いた経験も必須です。加えて、独立開業したい地域では2年以上、また、40歳以上の場合は、3年以上の仕事の経験が必要となります。
さらに、個人タクシーで独立開業する際は、実際に独立開業する地域にある地方運輸局に対して、営業申請をおこなう必要がありますので注意しておきましょう。その際、法令や地理に関係した試験が実施され、その試験に合格した後に初めて営業が許可されることになります。
そして、その営業申請をするときは、次の条件も加わります。具体的には、申請段階で65歳未満であること、過去3年以内に交通違反を起こしていないこと、80万円以上の資金があること、車両や車庫が準備できること、健康状態に問題がないことです。
以上が、個人として独立する際の大まかな流れになります。次にポイントについて見ておきましょう。
独立開業する際のポイントについて
個人タクシーとして独立開業する際は、いろいろと条件が多いこともあり、長期的な計画で進めていくことが大切と言えます。特にタクシー会社やハイヤー会社で10年以上勤務するのは年齢とも関わりがあり、年を重ねれば重ねるほどハードルが高くなる可能性があります。将来的に開業を考えている方は、できるだけ早くから計画を立てると同時に、先輩や経験者の方からアドバイスなどをしてもらうといいでしょう。
また、特に個人タクシーに限ったことではないのですが、これから独立してやっていくのであれば、やはり利益も必要になってきます。いかに効率良く稼げるか、その点の戦略もしっかり練っておかなければいけません。どの時間帯に、どこにいれば効率良くお客さんを乗せることができるのかなど、しっかりと研究しておきましょう。
将来、個人タクシーとして独立開業を目指している方も多いことでしょう。独立して仕事をする場合、いろいろと準備しておくこともありますので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
独立するまでの流れはもちろんのこと、独立するための条件や注意事項など、押さえておくとスムーズに手続きが進みます。独立はとても不安なことでもありますので、先輩や知人などの中に経験した方がいれば、一度相談などしてみるのもいいでしょう。