免許がなくてもタクシー会社で働くことは可能?
タクシードライバーになるためにはその会社に就職する必要があります。
車を運転することが好きな人やお客さんと接することが好きな人であれば、向いている仕事ではないでしょうか。
いざタクシードライバーになるために求人を探した時に、何かしらの免許が必要になるのでしょうか。
今回はそれがなくても求人先を見つけることができるのかという点について解説いたします。
普通自動車第一種免許を取得して3年以上経過するべき
タクシードライバーになるために何よりも必要になるものとして、普通自動車第一種免許があります。
公道で普通に走っている乗用車を運転するために必要になり、運転手として採用されたいのであれば何よりも取得するべきものではないでしょうか。
しかし、タクシードライバーとして必要なものは第一種ではなく、第二種の免許です。
第二種を持っていれば実際に仕事として業務に就くことが可能ではあるものの、実際に第二種を持っている人は少ないのが現状ではないでしょうか。
求人に応募する人は最初から第二種を持っているのかというとそういうわけではありません。
少なくとも第一種を取得してから3年以上経過している人であれば、応募しても構わないです。
多くの場合に第二種を取得するための費用援助をしてくれますので、就職が決まってから第二種を取得すればいいだけの話です。
そのため、第二種の取得よりも就職することを第一に考えるべきでしょう。
普通自動車第二種免許を取得する必要がある
タクシードライバーとして働くためには普通自動車第二種免許を取得する必要があります。
取得するために自動車学校に通学するか、合宿して短期集中で行うのかはそれぞれで決めればいいでしょう。
第二種を取得するために自動車学校で第一段階第二段階含めて学科講習が19時間、実技講習が21時間(AT限定の場合25時間)必要になります。
技能試験については自動車学校内で行われ、ドライバーの仕事を踏まえた形として共に他の受験者をお客さんとして乗せた状態で実施します。
自動車学校に行っているのであれば、卒業試験として技能試験を受けることになります。
技能試験が合格したのであれば、続いて各都道府県の免許センターに行って学科試験を受けます。
学科試験は第一種に比べると難しくなっていますので合格するためにきちんと勉強をするようにしましょう。
学科試験に合格したら無事に普通自動車第二種免許を取得することができ、タクシードライバーとしての第一歩をやっと踏むことが可能です。
運転手として必要なことを研修で学ぶ
無事に普通自動車第二種免許を取得したのであれば、やっとタクシードライバーとしての研修を受けることになります。
初めて行う人にとっては何もわからないことだらけですから、研修を受けることでしっかりと学びましょう。
東京や神奈川、大阪のタクシー会社に採用されたのであれば、そのエリアの地理に関する講習を受ける必要があります。
そのエリアの地理を知っておかないと業務をやる上で困りますので、地理試験をパスしないと仕事に就けないようになっています。
地理試験は難易度が高く、80%以上の正答率で合格です。
実際にお客さんを乗せて運転をしている時に倒れると困りますので、そうならないように研修中に入念に健康診断を行います。
ドライバーとして運転をするならばお客さんを乗せなければいけないので、多業種よりも健康面は重要視されています。
身体の不調が見つかった場合きちんと治療をするようにしましょう。
タクシードライバーとして必要なのは普通自動車第二種免許です。
それを持っていなくても普通自動車第一種免許を取得して3年以上経過していれば、第二種を取得するための費用援助などをしてくれる会社が多いですので、そういう制度がある求人先を選びましょう。
ドライバーとして未経験であっても免許取得のための援助やドライバーとして必要な各種研修を実施してくれますので、安心して就くことが可能です。